岩沼市の復興計画の大きな柱である「千年希望の丘」計画。
その第一弾となる植樹祭が仙台空港の東側、下野郷地区にて実施されました。
4,500人にのぼる大勢の参加者の手によって、30,000本の苗木が植樹されました。
植樹祭の様子を報告します。
岩沼市が計画する「千年希望の丘」計画は平成23年9月に発表された「岩沼市震災計画復興マスタープラン」にて提唱された減災を目的とした「いのちを守る森の防潮堤」計画の一端です。
総延長10kmにおよぶ全体計画の北端部「相野釜エリア」の№②の丘と両翼の土塁が今回の植樹対象地です。
東日本大震災にて発生した震災廃棄物のうち環境省の指針に基づく利用可能なものを植栽基盤の芯材として有効利用しています。
丘の高さが標高8m、土塁の高さが4mあります。
岩沼市が主催し、「いのちを守る森の防潮堤」推進東北協議会と財団法人「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」が共催しました。
梅雨とは思えないほどの突き抜けるような青空の下、全国から4,500人を越えるボランティアの方々が参加して下さいました。
植樹祭は10時からの開会式をもってスタートしました。
主催者挨拶 井口経明岩沼市長
来賓挨拶 三浦秀一宮城県副知事
来賓挨拶 宮城県議会「いのちを守る森の防潮堤」推進議員連盟 相沢光哉会長
来賓挨拶 国土交通省 坂井学政務官
共催者挨拶 財団法人「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」 細川護煕理事長
ゲスト 歌手 倉木麻衣さん
共催者挨拶 「いのちを守る森の防潮堤」推進東北協議会 日置道隆会長
植樹指導は 横浜国立大学名誉教授 宮脇昭先生
参加者は77のブロックにわかれて植樹作業が開始されました。
丘を中心に両翼 400mにおよぶ植栽マウンドに一斉に苗木が植栽される様子は壮観です。
1時間ほどの作業時間で30,000本の苗木が植樹され、40tの稲ワラがマルチングされました。
減災を目的とした多重防御のひとつとして再び襲う震災に立ち向かい、失われた方々への鎮魂の丘として、震災の記憶を後世に残す祈念のモニュメントとして。
大きな役割を背負い、小さな苗木達は成長の夏へと向かいます。
ご支援くださいました多くの団体の方々、ご参加いただきましたみなさま、まことにありがとうございました。
各紙面にも取り上げられました。
MUSICMAN-NET(倉木麻衣さんの参加の様子が掲載されています。)