「いのちを守る森の防潮堤」プロジェクト実現のため、もっとも必要となる資材が「苗木」です。
7月30日、 仙台市輪王寺において宮脇昭先生のご指導をいただき、「ポット苗づくり・育苗研修会」が開催されました。
北海道から九州まで、全国から150名以上の方々に参加いただきました。
研修会の模様を報告いたします。
厳しい暑さとなった夏空の下、全国から150名余を数える参加者を迎え、「いのちを守る森の防潮堤」計画のための「ポット苗づくり・育苗研修会」が開催されました。
「いのちを守る森の防潮堤」計画では多量の良質なポット苗が必要となります。
南北300km、幅100mとして計算するとその数は9,000万本にもなります。
しかし、東北地方の種子による「東北産ポット苗」がたいへん不足しています。
市民ひとりひとりに苗木をつくっていただくことを目指し、当研修会は開催されました。
仙台市輪王寺本堂前に参加者が集まり、開会式をおこないました。
「ポット苗づくりはだれでも、どこでもできること。今日学んだ技術を地元に持ち帰り、宮脇昭以上の指導者となって、「いのちを守る森の防潮堤」プロジェクトに寄与するポット苗づくりを始めて下さい。」と訴える宮脇昭先生。
ポット苗づくりを実演する宮脇昭先生。先生の手先に参加者の視線が集中します。
宮脇先生のポット苗づくり指導のあと、四つのブースに分かれて実際に作業を体験しました。
ブースは
① スダジイの鉢上げ作業
② トベラの鉢上げ作業
③ タブノキの種植え作業
④ ヤマザクラの種植え作業
の四つで、参加者は順番に回り、全ての作業を体験しました。
トベラの鉢上げ作業の様子。実際に手を動かすことで、作業のこつが身につきます。
できあがったポット苗。
作業後、宮脇先生への質疑応答をおこない、終了となりました。
参加いただいた方々がそれぞれのご家庭で、職場で、ポット苗づくりにご協力いただけることを願っております。
公益社団法人 助けあいジャパンさまの取材をいただきました。
下記サイトに紹介されております。
http://inforanger.tasukeaijapan.jp/report/20120730-5/