日本生態学会・植生学会・日本水産学会の三学会が連名にて、岩手県・宮城県・福島県の各県知事にむけて、防潮堤についての提言を行いました。
趣旨は津波被災地での防潮堤建設にあたって、自然環境への配慮をお願いするという内容です。
復興の名の下に十分な検討や配慮に欠けた公共事業が実施されることを懸念しています。
「いのちを守る森の防潮堤」もこの点には十分に意識を持ち、潜在自然植生に基づき、植物生態学の知見を裏付けとした防潮堤づくりを進めて参ります。
海岸林の復興、再建には欠かすことのできない問題です。
今後、被災地各地で行われる海岸林の復興がどのように行われるのか、注視して参りたいと思います。