実施報告 「復興支援ありがとうの森2020」 東京自由が丘植樹会 6/12

一般社団法人森の防潮堤協会(宮城県仙台市、理事長:日置道隆)と
一般社団法人日本フィトセラピー協会(東京都世田谷区奥沢、理事長:池田明子)は、2018年6月12日(火)に「復興支援ありがとうの森2020」東京自由が丘植樹会を行いました。

森の防潮堤協会は、東北被災沿岸部にいのちを守る森の防潮堤をつくっています。その代表的なプロジェクトである宮城県岩沼市「千年希望の丘」は、今や東北被災地復興の象徴と呼ばれています。

いのちを守る森の防潮堤構想の提唱者は、宮脇昭・横浜国立大学名誉教授です。
防災にも役立つ日本古来の鎮守の森を再生すべく、宮脇方式と呼ばれる常緑広葉樹中心の植樹方法を半世紀近くにわたって実践してきた世界的な植物生態学者です。

2011年3月11日の東日本大震災発生直後、宮脇名誉教授が真っ先に電話をかけてきたのが、金剛寳山輪王寺の日置道隆住職でした。輪王寺では2004年から宮脇方式の大規模な植樹を続けており、東北における宮脇方式の拠点になっていたからです。

この電話を受け、震災後初めての被災沿岸部現地調査が行われたのが4月7日のこと。この現地調査の応援に東京から駆け付けたのが、舞台やテレビで活躍している梅沢富美男様の奥様で植物療法士の池田明子理事長でした。宮脇名誉教授と池田理事長は『森はあなたが愛する人を守る』(講談社)を共著で出版したばかりで、池田理事長もまた宮脇方式を支えるひとりでした。

この時以来、森の防潮堤協会主催の植樹祭と育樹祭に、日本フィトセラピー協会も共催として参加し、準備作業から共に汗を流しながら、緑一色の鎮守の森に素敵な花も添えてきました。2016年の植樹祭には梅沢富美男様とご夫婦揃って参加いただきました。

日本フィトセラピー協会の継続的かつ長期的なご支援に感謝の気持ちを込めて、みんなで「復興支援ありがとうの森2020」をつくりました。

岩沼市に本社を置く株式会社にしき食品様も「千年希望の丘岩沼係長カレー」を届けて下さいました。

お近くにお越しの際は、日本初の盆栽風ちび森にお立ち寄りください。

なお、本植樹会は内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局の「beyond2020プログラム」の認証活動として実施しました。

■「復興支援ありがとうの森2020」 東京自由が丘植樹会植栽データ
植栽設計コンセプト:盆栽風ちび森、移動可能な坪森
植栽樹種:
クロモジ、タブノキ、ヤマザクラ、オタフクナンテン
クロガネモチ、ツクバネガシ、ヤブコウジ、タマリュウ、クチナシ
タイトゴメ、ムラサキスギゴケ、ニョイスミレ、ユキノシタ
テイカカズラ、ハツユキカズラ