岩沼市空港南公園植樹祭 実施報告 5/26

五月晴れの空の下、いのちを守る森の防潮堤の全国2例目となる植樹祭が、宮城県岩沼市の空港南公園にて実施されました。
1,000人にのぼる参加者の手によって、6,000本の苗木が植樹されました。
植樹祭の模様をご報告します。

岩沼市が主催、「いのちを守る森の防潮堤」推進東北協議会が共催として今植樹祭は実施されました。

東日本震災にて発生した震災瓦礫を植栽基盤の下層土に有効利用しました。
建設残土を高さ3~4mに盛土し、堆肥を混入させて植栽マウンドは造成されました。

植栽基盤完成

2012年5月26日(土)、前日からの雨が夜半に止み、好天に恵まれました。
9時過ぎからぞくぞくと集まってくる参加者は岩沼市のみならず、仙台市や隣接市町村、宮城県全土から、また全国から参加して下さいました。

 

10時から開始された植樹祭は式典からスタートしました。
主催者挨拶、井口経明岩沼市長

来賓挨拶
財団法人「森の長城プロジェクト」理事長 元内閣総理大臣 細川護煕氏

来賓挨拶
三浦秀一宮城県副知事

来賓挨拶
宮城県議会「いのちを守る森の防潮堤」推進議員連盟 相沢光哉会長

共催者からのご協力団体さまのご紹介と御礼
「いのちを守る森の防潮堤」推進東北協議会 日置道隆会長

横浜国立大学名誉教授
「いのちを守る森の防潮堤」推進東北協議会 名誉会長
宮脇昭先生の植樹指導

式典後いよいよ植樹作業が始まりました。1,000名の参加者は14のブロックに分かれました。各ブロックで植樹作業を指導するのは岩沼市の職員の方々です。

1時間ほどの作業時間で6,000本の苗木が植樹され、稲ワラによるマルチングが行われました。

植樹完了!

南北300kmにおよぶ「いのちを守る森の防潮堤」の小さな、しかし確実な一歩が踏み出されました。

苗木たちは暑い夏の日差し、冷たい蔵王下ろしに耐えながら、岩沼市の大地に根を張ります。そして再び襲う災害に対して、しなやかに、しかし強靱に立ちはだかり、わたしたちのいのちを守ってくれることでしょう。
小さな苗木がすくすくと育っていくように暖かく見守り、慈しんでいきたいと思います。

各紙面にも取り上げられました。

朝日新聞 5/25

時事通信社 5/26

河北新報 5/27

毎日新聞 5/27