今年も3月11日が巡ってきました。
あの日から半年もたっていない2011年夏、我々は被災地で瓦礫の隙間からタブノキの種を拾い集めていました。
津波をまともに浴びながらも、こらえた母樹が落としたかけがえのない一粒でした。
震災から2年という歳月は小さな種を立派な苗木に育てつつあります。
これから春を迎え、もうひと伸びが加われば、いよいよ復興のための植樹へ出発です。
冬を耐えて、その日を待ちわびる苗木たちがいます。
当協議会は宮城県内で採取した種子から苗木を育てています。
被災海岸林の復興、再生に役立ててまいります。