実施報告 タブノミ採取ツアー 8/25~9/8

「タブノミ採取ツアー」を8月25日から9月8日の中、8日間にわたり実施しました。
ホームページでの募集に応じて、全国からボランティアでの参加をいただきました。
作業の様子を報告します。

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協議会の種子採取、苗木づくりも3年目を迎えました。
「いのちを守る森の防潮堤」計画の根幹を支える樹種「タブノキ」の種子採取を行いました。
昨年はたいへんな不作に見舞われたタブノキですが、本年は比較的結実状況は良好なようです。
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急な応募にも関わらず関東からも参加をいただき、延べ41名の方々に参加いただきました。
早朝より仙台市輪王寺にお集まりいただき、協議会の準備した車両にて出発しました。
仙台市内から七ヶ浜町、東松島市、石巻市、女川町へと足を伸ばしました。

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たくさん採れたタブノミを前に笑顔が弾けます。
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一粒一粒、丁寧に拾い集めました。

合計6万粒を越えるタブノキの種子を採取することができました。
厳しい暑さの中、蚊の大群が待ち受ける藪の中に分け入り、一粒一粒拾い集めて下さった参加者のみなさま、また快く採種を許して下さいました母樹林を所有する地元の方々に厚く御礼申し上げます。
採種されたタブノミは精製されて、全国の育苗協力団体の元へ送付されます。
2,3年後には数十㎝に伸び、苗木となって「いのちを守る森の防潮堤」に帰ってきてくれます。
ふるさとの木々から拾った種子こそ、ふるさとの森づくりに最も適しているのではないでしょうか。