椿島(つばきしま)は、宮城県本吉郡南三陸町に存在する無人島です。
志津川湾の南西部に位置します。
6月19日、「いのちを守る森の防潮堤」推進東北協議会は顧問である宮脇昭横浜国立大学名誉教授のご指導のもと、この島を訪れました。
視察の模様を写真と動画で報告します。
別名「青島」とも呼ばれている。戸倉滝浜から約1キロメートルの太平洋上にある無人島で、面積は約5ヘクタール。植生はタブノキが優占する暖地林で、ヤブツバキやヒサカキ、マサキなど200種類もの高等植物が生育する。東北地方の太平洋沿岸の暖帯林としては種数が豊富であり、学術的価値が高いとして、昭和41年(1966年)11月7日に国の天然記念物「椿島暖地性植物群落」に指定された。島の中央部には椿島神社があり地元住民から篤く信仰されている。(wikipediaより抜粋)
森の中は鬱蒼としています。
タブノキ、モチノキが樹冠を形成し、ヤブツバキやタブノキ・モチノキの若齢樹が亜高木層を形成しています。足元にはトベラ、マサキ、ヒサカキなどが低木層を、ウラシマソウやツルマサキなどが林床を覆っていました。
イタヤカエデやカシワやケヤキといった落葉広葉樹も混交しており、多様な植物によって空間が占められていました。
息詰まるほどの生命の凝集を感じます。
波打ち際ぎりぎりまでタブの樹林が迫っています。
東日本大震災では高さ数メートルの津波に島は洗われました。
根際から倒れている巨木が何本も見受けられ、その衝撃の大きさが分かります。
それでも木々は青々と葉を茂らせています。
島の様子を動画で紹介します。
生命の固まり椿島を感じてください。