「千年希望の丘」のものがたり
~ 「鎮守の森」にかけた東北被災地復興 ~
井口経明(前宮城県岩沼市長)著
1500円+税
※本の売上の一部は「千年希望の丘」の植樹活動にあてられます。
発行:プレスアート
本書は、いち早く復興への道筋をつけた震災復興トップランナーの記録であると同時に、宮城県岩沼市に「いのちを守る森」をつくるために奔走した一人の男の戦いの記録である。
そこには鎮魂の祈り、未来への希望、そして「いのちをつなげたい」という願いが込められています。いまはまだ小さな苗木ですが、二〇年もすれば、あらゆるいのちを守ってくれる立派な森に育つでしょう。その時のために、この地にまつわる「いのちのドラマ」を書き記しておきたいと思います。(プロローグより)
あと五年もすれば「千年希望の丘」にはあの輪王寺参道にあるような緑のトンネルができるでしょう。緑のトンネルは徐々に南へ伸びて行き、約10㎞に及ぶのです。(あとがきより)
<目次>
プロローグ いのちのドラマ
第一章 あの日を振り返る
第二章 宮城県岩沼市の惨状
第三章 震災復興のトップランナーをめざす
第四章 「千年希望の丘」構想
第五章 一通の手紙から見えてきた夢と希望
第六章 国の壁、法律の壁
第七章 相野釜地区から始まる「千年希望の丘」植樹祭
第八章 巨大コンクリート防潮堤問題と岩沼で始まる国のチャレンジ
第九章 岩沼の地層は語る
エピローグ つながるいのち