野田佳彦首相は２０日夕、細川護熙元首相と東京都内のホテルで会談した。細川氏は東日本大震災で出たがれきなどを混ぜた盛り土に植林して岩手、宮城、福島３県の海岸沿いに森をつくる「森の防潮堤」構想の推進を要請した。同構想を提唱している宮脇昭・横浜国立大名誉教授も同席した。首相は、震災がれきを再利用して津波の防潮林や高台を整備する方針を示しており、「前向きに進めていきたい」と応じた。

（毎日新聞　2012.3.21）