桜満開の横浜にて財団法人地球環境戦略研究機関 国際生態学センター主催の市民・環境フォーラム「東日本大震災の教訓を活かし共生社会の実現を目指して」が開催されました。当協議会日置会長がパネル討論会のパネリストとして参加しました。
当日は340人にのぼる参加者の熱気で会場が暑いくらいでした。
概略と共に内容をご報告します。
13:00 開場
13:30 主催者挨拶
NPO法人「国際ふるさとの森づくり協会」理事長 高野義武氏
・津波対策に世界が注目している
13:45 講演「モンスーンアジアにおける持続可能な社会の再生を目指して
~東日本大震災の教訓と地球環境問題への新たな取組~」
講師:安成 哲三先生(名古屋大学特認教授)
・日本を含む東アジア(モンスーンアジア)の気候的特色
・地殻変動帯がひろがるモンスーンアジア
・巨大な人口とそれを支えうる水田稲作農業
・豊かな自然と表裏一体の自然災害のリスク
14:30 講演「いのちを守る森の防潮堤」
講師:宮脇 昭先生(国際生態学センター長)
・世界で最も豊かな自然に囲まれた日本で、豊かな生活を享受していることは世界一幸福なことである。しかしそれは紙一重で隣り合う自然災害と生きていくと言うことでもある。
・白砂青松と日本人の歴史
・潜在自然植生理論に基づいた「ふるさとの木によるふるさとの森づくり」の実例紹介
・震災がれきの有効利用
15:45 パネル討論
宮脇 昭 先生
安成 哲三 先生
目黒 伸一 先生 (国際生態学センター 主任研究員)
日置 道隆 (「いのちを守る森の防潮堤」推進東北協議会 会長)
目黒 伸一 先生 (国際生態学センター 主任研究員)
・東北太平洋岸の植生調査報告
・シイ/タブ/カシ等常緑樹の分布域に関する現地調査結果
・津波で被災した常緑広葉樹と人工林との耐性差
日置 道隆 (「いのちを守る森の防潮堤」推進東北協議会 会長)
・輪王寺での森づくりの紹介
・植樹マンを介しての啓蒙活動
・東日本震災を経験しての「森の防潮堤」計画
・協議会の活動内容と進展報告
・文明の転換点としての今