横浜ゴム 東日本大震災の被災地で「千年の杜づくり」植樹会を開催 4/30

4月30日岩手県大槌町にて横浜ゴム主催による「いのちを守る森の防潮堤」計画のモデルケースともなる、「千年の杜づくり」植樹会が開催されました。
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がれき処理+防潮堤 「防災林 大槌をモデルに」 環境相

住民らとともに植樹作業をする細野環境相(河北新報5/1より転載)

 細野豪志環境相は30日、岩手県大槌町を訪れ、人工林の防潮堤で津波防災を目指す民間事業「千年の杜(もり)」の植樹会に出席した。国は宮城県の仙台平野沿岸部で、類似の海岸防災林復旧事業を進める方針を打ち出しており、「大槌町を事業のモデルにしたい」と話した。
 千年の杜事業は、横浜ゴム(東京)が同町を流れる小槌川沿いの約750平方メートルで実施。震災で発生したがれきや流木などに土をかぶせ、高さ4メートルの堤体を築き、その上に人工林を整備する。
 計画では、根が地中深くまで伸びるカシ、タブなど16種3000本の苗木を植える。木は10年後に10~15メートルに成長し、津波エネルギーを減衰させることが期待できるという。
 碇川豊町長ら約450人と植樹作業を行った細野氏は「政府はがれきの安全性を確認した上で、有効活用する政策を進めている」と説明。がれき処理と人工林整備を組み合わせた防潮堤整備事業は「大槌町が第一歩になる。参考にしたい」と話した。
 国が進める仙台平野沿岸部の事業については、6月に着手する方針をあらためて示し、「がれきの広域処理と平行し、スピード感を持って進めたい」と強調した。

(河北新報 2012.0501)