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プロジェクト進展報告 3/8 苗木育ってます

今年も3月11日が巡ってきました。
あの日から半年もたっていない2011年夏、我々は被災地で瓦礫の隙間からタブノキの種を拾い集めていました。
津波をまともに浴びながらも、こらえた母樹が落としたかけがえのない一粒でした。
震災から2年という歳月は小さな種を立派な苗木に育てつつあります。
これから春を迎え、もうひと伸びが加われば、いよいよ復興のための植樹へ出発です。
冬を耐えて、その日を待ちわびる苗木たちがいます。

当協議会は宮城県内で採取した種子から苗木を育てています。
被災海岸林の復興、再生に役立ててまいります。

プロジェクト進展報告 1/21

被災した海岸防災林の復興にむけて樹種選択が重要です。
戦後、荒廃した山林から流れ出た大量の土砂によってできた砂浜や砂丘 。
砂地でも容易に生長できるため、消去法で「最終的に」クロマツが選ばれたという経緯があります。
現在、山林は飽和状態となり土砂の供給は減少傾向にあります。これからの海岸林に植栽される樹種はどのようなものになるのでしょう。
過去、現在、未来を見据えた海岸林の復興を願います。
記事を転載します。

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実施報告 どんぐり精製作業

多くの方々の協力をいただき、拾い集めた30万粒にのぼる広葉樹の種子たち。
これらのドングリを中心とした種子は当協議会に協力いただいている全国の育苗協力団体に送られ、ポット苗として育てられます。
しかし、拾ったままの種子をそのまま送るわけには参りません。
「精製作業」と呼んでいる一手間をかけます。
作業の様子を報告します。

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日本生態学会・植生学会・日本水産学会が防潮堤に提言

日本生態学会・植生学会・日本水産学会の三学会が連名にて、岩手県・宮城県・福島県の各県知事にむけて、防潮堤についての提言を行いました。
趣旨は津波被災地での防潮堤建設にあたって、自然環境への配慮をお願いするという内容です。

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